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災害時におすすめの発電機は?選び方やポータブル電源との違いを解説

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災害時におすすめの発電機は?選び方やポータブル電源との違いを解説
目次

災害時におすすめの発電機を選ぶための重要ポイントと種類別の特徴

災害による停電は、いつ起こるかわかりません。冷蔵庫の食材を腐らせないため、あるいは家族との連絡手段であるスマートフォンの充電を確保するために、非常用電源の準備は現代の必須課題です。しかし、いざ発電機を選ぼうとすると「燃料は何がいいのか」「精密機器は使えるのか」といった疑問に直面します。

本記事では、2026年1月時点の最新情報を基に、災害時に本当に役立つ発電機の選び方を徹底解説します。燃料の入手性からインバーターの重要性、さらにはポータブル電源との併用まで、失敗しないためのポイントを網羅しました。

カセットボンベ式とガソリン式における燃料の入手性や管理の違い

災害時に発電機を稼働させるためには、燃料が不可欠です。しかし、燃料の種類によって「入手しやすさ」や「保管の手間」は大きく異なります。ここでは、家庭用として普及しているカセットボンベ式ガソリン式の決定的な違いについて解説します。

■燃料の入手性と備蓄のしやすさ

カセットボンベ式の最大のメリットは、燃料の入手が極めて容易であることです。スーパーやコンビニ、ホームセンターなどで日常的に販売されており、災害直前でも買い足しやすいのが特徴です。一方、ガソリン式はガソリンスタンドで購入する必要がありますが、携行缶への給油には本人確認が必要など手続きが厳格化されています。また、災害時にはガソリンスタンドに長蛇の列ができることが予想され、入手困難になるリスクがあります。

■保管・管理の手間と安全性

保管の面でもカセットボンベ式に軍配が上がります。カセットボンベは長期保管しても燃料が劣化しにくく(使用期限は約7年)、缶が錆びない限り安全に保管できます。対してガソリンは劣化が早く、専用の金属製携行缶で保管しても半年〜1年程度で入れ替えが必要です。劣化したガソリンを使用するとエンジンの故障原因となるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

■連続運転時間と出力の差

ガソリン式の強みは、一度の給油で長時間運転できる点と、高出力なモデルが多いことです。カセットボンベ式はボンベ2本で1〜2時間程度の運転が限界ですが、ガソリン式なら5時間以上の連続運転が可能なモデルも珍しくありません。

ガソリンの管理やメンテナンスができるか不安です…。

初心者の方には、備蓄が簡単で手が汚れないカセットボンベ式が圧倒的におすすめです。

燃料別発電機の特徴比較

項目カセットボンベ式ガソリン式
燃料入手◎ コンビニ等で容易△ スタンド(携行缶必須)
保管管理◎ 劣化しにくく楽△ 劣化早く入替必要
連続運転△ 短い(1〜2時間)◎ 長い(5時間〜)

カセットボンベ式を選ぶべき理由:

燃料の備蓄が簡単:普段使いのカセットコンロと燃料を共用できるため、特別な準備が不要です。ローリングストック法での管理にも最適です。

メンテナンスが楽:ガソリンのようにキャブレター内で燃料が固着するトラブルが少なく、いざという時にエンジンがかかりやすい特徴があります。

手が汚れない:ボンベをセットするだけなので、給油時に燃料をこぼしたり、臭いがついたりする心配がありません。

ホンダ公式サイトの非常用発電機ガイドによると、カセットボンベ式は「燃料の入手・保管がしやすく、初心者でも扱いやすい」とされており、家庭用の防災対策として推奨されています。

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インバーター搭載の有無が精密機器の使用に与える影響

発電機を選ぶ際、スペック表で必ず確認してほしいのが「インバーター制御」の有無です。これは単なる機能の違いではなく、スマートフォンやパソコンなどの精密機器を安全に使えるかどうかに関わる極めて重要なポイントです。

■正弦波と矩形波の違い

家庭のコンセントから来ている電気は、波形が滑らかな「正弦波」です。インバーター搭載の発電機は、この正弦波に近い良質な電気を作り出します。一方、安価な非インバーター発電機や一部の旧型モデルは、波形が角ばった「矩形波」や「修正正弦波」を出力します。この波形の違いが、接続する機器に大きな影響を与えます。

■精密機器へのリスク

スマートフォン、ノートパソコン、タブレットなどのマイコンを搭載した精密機器は、電気の質に非常に敏感です。もし非インバーター発電機の「汚れた電気」を流してしまうと、充電ができないだけでなく、誤作動や故障、最悪の場合は発火の原因にもなりかねません。災害時の情報収集ツールであるスマホを壊してしまっては本末転倒です。

■災害時に使うべき機器

災害時に優先して動かしたい機器の多くは、インバーター制御を必要とします。スマホの充電はもちろん、最近の冷蔵庫や炊飯器もマイコン制御されているものが多いため、インバーター発電機でなければ動かない可能性があります。逆に、白熱電球や単純なモーター工具程度であれば、非インバーター機でも使用可能です。

安い発電機を見つけたけど、インバーターなしでも大丈夫?

スマホやPCを充電するなら、絶対にインバーター搭載モデルを選んでください。故障のリスクが高すぎます。

波形による使用可能機器の違い

波形タイプ特徴使用可能機器
正弦波家庭用電源と同等スマホ、PC、全家電
矩形波波形が角ばっている白熱電球、単純な工具
修正正弦波簡易的な波形ホットプレート等の一部

インバーター発電機で使える主な機器:

情報通信機器:スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、Wi-Fiルーターなど。これらは災害時のライフラインとなります。

マイコン搭載家電:インバーター冷蔵庫、IH炊飯器、電子レンジ、石油ファンヒーターなど。現代の家電の多くが含まれます。

医療機器:在宅酸素療法などの医療機器を使用する場合、良質な電源は必須です(※使用前に必ず医師やメーカーに確認してください)。

ヤマハ発動機の選び方ガイドでも、パソコンやマイコン内蔵の電気製品を使用する場合は、必ずインバータータイプを選ぶよう強く推奨されています。価格は少し高くなりますが、接続機器を守るための保険と考えれば決して高くはありません。

定格出力の選び方と災害時に必要な電力の目安

発電機を購入しても、使いたい家電が動かなければ意味がありません。ここで重要になるのが「定格出力」と「起動電力」の関係です。特に冷蔵庫などのモーターを使う家電は、動き出しに大きなパワーを必要とします。

■起動電力に注意

家電製品には「消費電力(定格電力)」と「起動電力」があります。例えば、消費電力が150Wの冷蔵庫でも、コンプレッサーが動き出す瞬間には約3〜4倍の起動電力(450W〜600W)が必要になることがあります。発電機の定格出力がこの起動電力を下回っていると、過負荷保護装置が働いて停止してしまいます。

■冷蔵庫とスマホの同時使用

災害時に最低限維持したいのは、冷蔵庫の保冷とスマホの充電、そして夜間の照明でしょう。一般的な家庭用冷蔵庫(起動電力600W程度)とスマホ充電(15W)、LEDライト(10W)を同時に使う場合、合計で約625W以上の出力が必要です。余裕を持たせるなら、900W(0.9kVA)クラスの発電機が最低ラインとなります。

■900Wクラスの実力

家庭用として人気の900Wクラス(ホンダのエネポなど)であれば、小型〜中型の冷蔵庫を動かしながら、同時に複数のスマホを充電することが可能です。ただし、電子レンジ(1000W以上)やドライヤー(1200W)などの高出力家電は単独でも動かせない場合が多いため、何を動かしたいかを明確にしておく必要があります。

家の冷蔵庫を動かしたいけど、どのくらいの出力が必要?

冷蔵庫の消費電力の約4倍の出力を目安にしてください。900W機なら中型冷蔵庫まで対応可能です。

主な家電の消費電力と起動電力目安

家電製品消費電力(定格)起動電力(目安)
スマホ充電10〜15W10〜15W
冷蔵庫(400L)150〜200W600〜800W
扇風機30〜50W60〜100W

出力選びで失敗しないためのポイント:

起動電力を計算に入れる:モーター搭載製品(冷蔵庫、扇風機、電動工具)を使う場合は、必ず起動電力を基準に発電機を選んでください。

「大は小を兼ねる」:ギリギリの出力で運転し続けると、発電機への負荷が高く燃費も悪くなります。使用予定電力の1.2倍程度の余裕を持つのが理想です。

並列運転の活用:一部の発電機(ホンダのエネポなど)は、専用ケーブルで2台を繋ぐことで出力を倍増(1800Wなど)させることができます。将来的に電力が足りなくなった場合の拡張性として覚えておきましょう。

Jackeryのブログでも解説されている通り、災害時に必要な電力を事前にリストアップし、合計ワット数を把握しておくことが、適切な電源選びの第一歩です。

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静音性とメンテナンス性の重要性

発電機を導入する際、スペック表の数値だけでなく、実際の使用環境を想定した「音」と「メンテナンス」の問題を直視する必要があります。これらは災害時のストレスや安全性に直結する要素です。

■騒音レベルの現実

エンジン発電機は、構造上どうしても大きな音が出ます。一般的な防音型発電機でも、運転音は50dB〜80dB程度(静かな乗用車のアイドリング〜地下鉄の車内レベル)あります。災害時は周囲も静まり返っていることが多く、夜間の住宅街や避難所での使用は、騒音トラブルの原因になりかねません。使用する際は、隣家から離れた場所に設置するか、防音ボックスなどの対策が必要になることを覚悟しておきましょう。

■定期的なメンテナンス

「いざ使おうとしたらエンジンがかからない」というのが、発電機トラブルで最も多いケースです。特にガソリン式は、長期間放置すると燃料が変質してキャブレターを詰まらせてしまいます。これを防ぐためには、1〜2ヶ月に一度の試運転や、保管時の燃料抜き取りといったメンテナンスが必須です。カセットボンベ式はこの手間が大幅に軽減されますが、それでも定期的なオイル交換は必要です。

■屋内使用は厳禁

最も重要な注意点ですが、発電機は絶対に屋内で使用してはいけません。排気ガスには無色無臭で毒性の強い一酸化炭素が含まれており、換気の悪い場所で使用すると短時間で死に至る危険があります。ベランダや玄関先であっても、排気が室内に流れ込む可能性がある場所はNGです。

マンションのベランダで発電機を使ってもいいですか?

絶対にダメです。一酸化炭素中毒の危険があるため、排ガスが出ないポータブル電源を選んでください。

発電機使用時の騒音と安全対策

項目注意点対策
騒音60〜80dBと大きい昼間のみ使用、防音壁
排気ガス一酸化炭素中毒屋外の通気良い場所限定
メンテ始動不良のリスク定期的な試運転と点検

安全かつ快適に使うためのルール:

風通しの良い屋外に設置:建物から数メートル離し、排気口を人に向けないように設置します。雨天時は感電防止のため、濡れない工夫も必要です。

騒音への配慮:夜間の使用は控え、ポータブル電源(蓄電池)と併用するなどの工夫が必要です。

オイルの管理:カセットボンベ式であってもエンジンオイルは必要です。購入時にオイルが入っていない製品も多いため、必ず確認して充填しましょう。

ヤマハ発動機の安全ガイドでは、一酸化炭素中毒事故の防止について強く警告されています。命を守るための道具で命を落とさないよう、正しい使用場所を守ることが何より大切です。

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ポータブル電源と発電機の違いと併用のメリット

近年、防災用として急速に普及しているのが「ポータブル電源」です。エンジン発電機とは仕組みが全く異なりますが、それぞれの長所を組み合わせることで、災害時に最強の電源環境を構築できます。

■燃料不要の安全性と屋内使用

ポータブル電源は、巨大なモバイルバッテリーのようなものです。燃料を燃やさないため排気ガスが一切出ず、音もほぼ無音です。そのため、マンションの室内や避難所のテント内でも安全に使用できます。また、スイッチ一つで起動するため、機械に弱い方でも扱いやすいのが特徴です。ただし、内蔵バッテリーの電力を使い切ると、再充電するまで使えなくなるのが弱点です。

■発電機との最強のハイブリッド運用

発電機の弱点は「騒音」と「屋内不可」、ポータブル電源の弱点は「容量の限界」です。これらを補い合うのが併用(ハイブリッド)運用です。

昼間は屋外で発電機を回して冷蔵庫を冷やしつつ、ポータブル電源を急速充電します。そして夜間は発電機を止め、静かな室内でポータブル電源を使って照明やスマホ充電を行うのです。これにより、燃料の節約と騒音問題の解決を同時に実現できます。

■ソーラーパネルという選択肢

ポータブル電源はソーラーパネルでの充電も可能です。晴天時であれば、燃料すら使わずに電気を自給自足できます。発電機用の燃料が尽きた場合のバックアップとしても有効です。

結局、発電機とポータブル電源、どっちを買えばいいの?

予算が許すなら両方です。まずは手軽なポータブル電源、次に長期停電対策として発電機を検討しましょう。

発電機とポータブル電源の比較

項目エンジン発電機ポータブル電源
燃料ガソリン/ガス電気(充電式)
使用場所屋外限定屋内・車内OK
稼働時間燃料ある限り無限容量なくなるまで

併用をおすすめする3つのメリット:

24時間の電力確保:昼は発電機、夜はポータブル電源と使い分けることで、騒音を気にせず24時間電気を使えます。

燃料の節約:発電機でポータブル電源を一気に充電し、あとはポータブル電源から給電することで、発電機のアイドリング時間を減らし燃料を節約できます。

リスク分散:片方が故障しても、もう片方で最低限の電力を確保できるため、防災システムとしての信頼性が格段に向上します。

EcoFlowのブログでも、ポータブル電源と発電機を組み合わせることで、長期停電時でも持続可能な電力供給が可能になると解説されています。

おすすめ製品のスペック比較と選び方の結論

最後に、2026年1月現在、災害対策として特におすすめできる発電機とポータブル電源を紹介します。信頼性、使いやすさ、性能のバランスが取れた製品を厳選しました。

■ホンダ エネポ EU9iGB(カセットボンベ式発電機)

カセットボンベ式発電機の代名詞とも言える製品です。キャリーバッグのようにハンドルと車輪が付いており、女性や高齢者でも移動が楽に行えます。

  • 特徴:正弦波インバーター搭載で精密機器も安心。ボンベ2本で最大2.2時間(エコスロットル時)運転可能。
  • おすすめ:ガソリンの管理に自信がない方、マンション等の保管スペースが限られる方。

■Jackery ポータブル電源 1000 New(ポータブル電源)

世界的な人気を誇るJackeryの最新モデル。従来機より軽量化され、充電速度も向上しています。

  • 特徴:容量1070Wh、定格出力1500W。最速60分でフル充電可能な緊急充電モード搭載。リン酸鉄リチウムイオン電池採用で長寿命。
  • おすすめ:屋内での使用がメインの方、操作の簡単さを重視する方。

■EcoFlow DELTA 2(ポータブル電源)

圧倒的な充電速度とアプリ連携が魅力のモデル。

  • 特徴:容量1024Wh、定格出力1500W。わずか50分で80%まで充電可能。別売りのエクストラバッテリーで容量拡張もできます。
  • おすすめ:短時間で充電を済ませたい方、将来的に容量を増やしたい方。

どれか一つだけ選ぶならどれ?

マンション住まいならJackeryなどのポータブル電源。戸建てで長期停電に備えるならホンダ エネポが最適解です。

おすすめ3製品のスペック比較(2026年1月時点)

製品名ホンダ エネポ EU9iGBJackery 1000 New
種類カセットガス発電機ポータブル電源
定格出力900VA (900W)1500W
実勢価格約11〜12万円約8〜15万円

選び方の結論:

まずは「ポータブル電源」:騒音がなく、屋内で安全に使えるポータブル電源は、現代の防災セットの必需品です。スマホ充電や扇風機程度ならこれ一台で十分です。

次に「カセットガス発電機」:冷蔵庫を長時間動かしたい、3日以上の停電に備えたいという場合は、燃料さえあれば発電し続けられるホンダ エネポなどの発電機を追加しましょう。

最強は「二刀流」未来電池のコラムにもあるように、発電機で電気を作り、ポータブル電源に貯める運用こそが、災害時に最も安心できる備えとなります。

ご自身の住環境と守りたいライフラインに合わせて、最適な一台を選んでください。備えあれば憂いなしです。

災害時におすすめの発電機を安全に使用するための注意点と活用術

災害時におすすめの発電機を安全に使用するための注意点と活用術

地震や台風などの自然災害による停電時、発電機は命綱となる電力を供給してくれる頼もしい存在です。しかし、その強力なパワーの裏には、使い方を誤ると命に関わる重大なリスクが潜んでいます。特に「一酸化炭素中毒」は、音もなく忍び寄る恐怖であり、正しい知識がなければ防ぐことができません。本記事では、2026年現在の最新情報を基に、安全な使用方法から、プロが推奨する最新機種、そしていざという時に確実に動かすためのメンテナンス術までを徹底解説します。

一酸化炭素中毒の危険があるため室内や閉鎖空間では絶対に使わない

「雨が降っているから、玄関やガレージの中で発電機を使っても大丈夫かな?」

「換気扇を回していれば、室内で少しぐらい使っても問題ないですよね?」

発電機の排気ガスに含まれる一酸化炭素は無色無臭で、わずか数分で死に至る猛毒です。

換気扇を回していても、室内や閉鎖空間での使用は絶対にNGであり、死亡事故が後を絶ちません。

災害時の非常用電源として注目される発電機ですが、最も注意すべきは排気ガスによる一酸化炭素(CO)中毒です。一酸化炭素は「サイレントキラー」と呼ばれ、色もにおいもないため、発生していても気づくことができません。

消費者庁の注意喚起によると、屋内での使用による死亡事故が毎年発生しています。特に停電時は「窓を開ければ大丈夫」「換気扇があるから平気」と誤解しがちですが、発電機の排気量は非常に多く、家庭用の換気設備では排出しきれません

■一酸化炭素中毒の恐ろしさと症状

一酸化炭素を吸入すると、血液中のヘモグロビンが酸素を運べなくなり、体内が酸欠状態に陥ります。初期症状は風邪に似ており、頭痛や吐き気を感じますが、気づいた時には手足が痺れて動けなくなることが多く、そのまま意識を失い死に至ります。

■絶対に設置してはいけない場所

発電機を使用する際は、必ず空が見える屋外に設置してください。以下のような場所は「準屋内」とみなされ、ガスが滞留する危険性が極めて高いため使用厳禁です。

屋内・室内:リビング、玄関、廊下などは論外です。換気扇を回しても絶対にダメです。

ガレージ・倉庫:シャッターを開けていても、空気が滞留しやすく危険です。

ベランダ・軒下:窓や隙間から室内にガスが流入し、家族全員が中毒になる事例があります。

車内・テント内:狭い空間では瞬く間に致死濃度に達します。

■安全に使用するためのポイント

発電機を安全に使うためには、設置場所の選定が何よりも重要です。排気ガスが家の中に入らないよう、建物から十分に離す必要があります。

建物から離す:窓や通気口から3メートル以上離れた場所に設置しましょう。

風向きを考慮する:排気ガスが風に乗って家の中に流れ込まないよう、風下に向けて設置します。

警報器の活用:万が一に備え、一酸化炭素警報器を併用すると安心感が増します。

一酸化炭素濃度症状の目安危険度
200ppm2〜3時間で軽い頭痛注意
800ppm45分でめまい・吐き気危険
1,600ppm20分で頭痛・めまい、2時間で死亡致死

【2026年最新】カセットボンベ式発電機の実力とおすすめ機種

「ガソリンの管理は難しそうだし、もっと手軽に使える発電機はないの?」

「機械に詳しくない私でも、簡単に操作できる製品を知りたいです。」

そんな方には、スーパーやコンビニで買えるカセットボンベで動く発電機が最適です。

燃料の劣化を気にする必要がなく、カセットコンロ感覚でセットするだけで誰でも簡単に発電できます。

初めて発電機を購入する方や、ガソリンの保管に不安がある方には、カセットボンベ(CB缶)式のインバーター発電機が圧倒的におすすめです。2026年現在、防災意識の高まりとともに最も注目されているタイプです。

最大のメリットは燃料の入手性と保管のしやすさです。ガソリンのように専用の携行缶を用意する必要がなく、長期保存しても燃料が腐る心配がありません。カセットボンベはカセットコンロと共用できるため、ローリングストック(日常備蓄)にも最適です。

■おすすめ機種:Honda EU9iGB(エネポ)

カセットボンベ式発電機の代名詞とも言えるのが、Honda公式サイトでも紹介されている「エネポ(EU9iGB)」です。スタイリッシュなデザインと、キャリーバッグのように引いて運べるハンドルが特徴で、女性や高齢者でも扱いやすい設計になっています。

■エネポの主な特徴

簡単な燃料セット:カセットボンベを2本差し込むだけで準備完了。手が汚れることもありません。

折りたたみハンドル:キャリーバッグのように移動でき、収納時は四角い箱型になるため場所を取りません。

正弦波インバーター:家庭用コンセントと同じ高品質な電気を出力するため、パソコンやスマホなどの精密機器も安心して使えます。

■使用時の注意点

非常に便利なカセットボンベ式ですが、ガソリン式に比べると出力がやや控えめである点と、寒さに弱い点には注意が必要です。

外気温に注意:カセットガスは気温が低いと気化しにくくなります。エネポは5℃〜40℃が使用推奨温度です。

連続運転時間:ボンベ2本で約1.1〜2.2時間と短めです。予備のボンベを多めに備蓄しておきましょう。

項目Honda EU9iGB(エネポ)備考
価格(税込)約110,000円〜2026年1月時点
定格出力900VAスマホ・照明・TVなら十分
連続運転時間約1.1〜2.2時間エコスロットル作動時

■エネポを選ぶべき人

ガソリンの扱いに抵抗がある人:臭いや引火のリスクを最小限に抑えられます。

マンション住まいなどの人:省スペースで保管でき、燃料の備蓄も容易です。

短時間の非常用電源が欲しい人:スマホ充電や情報収集用のテレビなど、最低限のライフライン確保に最適です。

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プロも選ぶガソリン式発電機のメリットと最強モデル比較

「冷蔵庫や電子レンジも動かしたいから、パワーのある発電機が欲しい!」

「停電が数日続いても耐えられる、本格的な発電機のおすすめは?」

高出力と長時間運転を求めるなら、やはりガソリン式インバーター発電機が最強です。

1台あれば冷蔵庫や調理家電も同時に使え、避難所レベルの電力を確保できます。

本格的な災害対策や、DIY・アウトドアでの使用も視野に入れるなら、ガソリン式発電機が第一候補になります。カセットボンベ式に比べて燃料コストが安く、長時間運転が可能な点が大きなメリットです。

2026年の市場で特に評価が高いのは、信頼のYamaha(ヤマハ)と、コストパフォーマンスに優れた工進(KOSHIN)の1.6kVAクラスのモデルです。このクラスなら、消費電力の大きいドライヤーや電子レンジも使用可能です。

■Yamaha EF1600iS:信頼と静音性の王者

ヤマハ発動機公式サイトのEF1600iSは、プロの現場でも愛用される信頼性の高さが魅力です。

徹底した静音設計:防音素材を多用し、住宅街でも使いやすい静かさを実現しています。

軽量コンパクト:同クラスでは軽量な20kgを実現。大人が一人で持ち運べる重さです。

並列運転機能:別売りのケーブルで2台繋げば、3.0kVAの超高出力が可能になります。

■工進 GV-16i:圧倒的コスパの挑戦者

工進のGV-16iは、必要十分な性能を持ちながら、大手メーカー製よりも数万円安い価格設定で人気急上昇中のモデルです。

驚きの低価格:実勢価格で8〜9万円台と、1.6kVAクラスとしては破格の安さです。

カンタン始動:手順番号が本体に記載されており、初心者でも迷わずエンジンをかけられます。

シガーソケット搭載:車載用アクセサリーがそのまま使えるDC12V出力を装備しています。

項目Yamaha EF1600iS工進 GV-16i
価格(税込)約140,000円約90,000円
定格出力1.6kVA1.6kVA
重量20.0kg22.0kg

■ガソリン式を選ぶ際のポイント

ガソリン式を選ぶ際は、「何を動かしたいか」を明確にすることが大切です。

消費電力を計算する:使いたい家電の消費電力の合計が、定格出力の範囲内か確認しましょう。特にモーターを使う家電(冷蔵庫など)は、起動時に消費電力の3〜4倍の電力が必要です。

燃料の備蓄:ガソリンは専用の金属製携行缶で保管し、半年を目安に使い切る必要があります。

メンテナンス:定期的なオイル交換や、長期間使わない場合の燃料抜き取りが必須です。

発電機とポータブル電源はどっちが必要?災害時の使い分け術

「発電機とポータブル電源、結局どっちを買えばいいのか迷っています。」

「両方持っているのが理想だけど、予算的にどちらか一つに絞りたい…」

結論から言うと、「電気を作る」発電機「電気を貯める」ポータブル電源は役割が全く異なります。

理想はハイブリッド運用ですが、一つ選ぶなら住環境と目的で決めましょう。

近年普及が進む大容量ポータブル電源ですが、発電機とどちらが優れているかという議論はナンセンスです。それぞれの得意・不得意を理解し、災害のフェーズに合わせて使い分けるのが賢い防災術です。

■屋内使用なら「ポータブル電源」一択

マンションやアパートなど、庭やベランダがない環境では、排気ガスが出る発電機は使用できません。この場合、選択肢はポータブル電源のみとなります。

安全性:排気ガスが出ないため、閉め切った室内やテント内でも安全に使用できます。

静音性:モーター音がしないため、深夜の避難所や集合住宅でも周囲に迷惑をかけません。

即効性:ボタン一つですぐに電気が使えるため、停電直後の明かり確保に最適です。

■長期停電には「発電機」が必須

ポータブル電源の弱点は、使い切ったらただの重い箱になってしまうことです。ソーラーパネルでの充電は天候に左右され、時間もかかります。一方、発電機は燃料さえあれば無限に電気を作り出せるため、3日以上の長期停電では圧倒的な強さを発揮します。

■最強の防災対策:ハイブリッド運用

予算が許すなら、発電機とポータブル電源を組み合わせるのが最強の備えです。

昼間:屋外で発電機を回し、冷蔵庫を冷やしながらポータブル電源を急速充電する。

夜間:発電機を止め、貯めた電気(ポータブル電源)で静かに照明や電気毛布を使う。

この運用なら、騒音問題を解決しつつ、燃料の節約も可能になります。

項目発電機(エンジン式)ポータブル電源
屋内使用絶対不可(危険)可能(安全)
燃料/充電ガソリン/ガスで即発電コンセント/太陽光で充電
稼働時間燃料がある限り無限容量使い切りで終了

■選び方の決定打

戸建て・郊外在住:燃料備蓄がしやすく騒音も許容されやすいため、発電機(+ポータブル電源)がおすすめ。

マンション・都市部:発電機の使用場所がないため、大容量ポータブル電源+ソーラーパネルが現実的。

医療機器利用者:電源喪失が命に関わる場合は、燃料補給で稼働し続けられる発電機が安心です。

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いざという時に動かない?定期メンテナンスと保管のポイント

「数年前に買った発電機、いざ使おうとしたらエンジンがかかりませんでした…」

「普段使わない機械だから、メンテナンスの方法がよく分かりません。」

発電機のトラブルで最も多いのが、古い燃料によるキャブレターの詰まりです。

保管時に燃料を完全に抜いておくだけで、次回も一発で始動できる確率は格段に上がります。

「災害用に買った発電機が、肝心な時に動かない」。これは決して珍しい話ではありません。エンジン式の発電機は、車やバイクと同じで定期的なメンテナンスが必要です。特にガソリン式の場合、燃料の管理が寿命を左右します。

■最大の敵は「腐ったガソリン」

ガソリンは生鮮食品と同じで、空気に触れると酸化し、劣化します。半年以上放置されたガソリンはドロドロのワニス状になり、エンジンの燃料供給装置(キャブレター)を詰まらせてしまいます。

保管時は燃料を抜く:1ヶ月以上使わない場合は、燃料タンクだけでなく、キャブレター内のガソリンも完全に抜くことが鉄則です。多くの機種には、キャブレターのガソリンを抜くための「ドレンボルト」が付いています。

ガス欠停止させる:燃料コックをオフにしてエンジンをかけ、自然に止まるまで回し続けることで、内部の燃料を使い切る方法も有効です。

■定期的な試運転(1〜3ヶ月に1回)

機械は使わないと調子が悪くなります。定期的にエンジンをかけ、オイルを循環させることで、内部の錆びや固着を防げます。

負荷をかける:ただエンジンを回すだけでなく、ドライヤーなどを繋いで実際に電気を使ってみることが重要です。発電機能が正常かどうかも確認できます。

オイル交換:初回は20時間、以降は100時間または1年ごとの交換が目安です。オイルが汚れているとエンジンの焼き付き原因になります。

■保管場所の注意点

発電機は湿気やホコリを嫌います。また、ガソリンが入ったままの保管は火災リスクもあるため注意が必要です。

直射日光を避ける:燃料タンクの劣化や内圧上昇を防ぐため、冷暗所に保管します。

水平な場所:オイル漏れや燃料漏れを防ぐため、必ず水平な場所に置いてください。

カバーをかける:ホコリや虫の侵入を防ぐため、専用のボディーカバーをかけるのがおすすめです。

メンテナンス項目頻度内容
試運転1〜3ヶ月に1回10分程度負荷運転
エンジンオイル初回20時間/以後1年汚れ確認・交換
燃料抜き取り長期保管前(必須)タンクとキャブ両方抜く

■もし動かなくなったら?

メンテナンスをしていてもエンジンがかからない場合は、以下の3点を確認してください。

オイル量は適正か:多くの機種には「オイルアラート」があり、オイルが不足しているとエンジンがかかりません。

燃料は新しいか:古いガソリンが入っている場合は、全て抜き取って新しいガソリンに入れ替えてください。

点火プラグ:プラグが汚れていたり濡れていたりすると火花が飛びません。清掃または交換が必要です。

正しいメンテナンスを行い、「いつでも使える状態」を維持することこそが、真の防災対策と言えるでしょう。

この記事のまとめ

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